田村芙紗彦

最初は官女・五人囃子・左大臣・右大臣・仕丁の13種の人形士(着せ付け士)として開業。
その後、三代目 望月和人が独学で姫・殿の製作に着手。研究を重ねた人形の形は、前から見ると、重心の低い正三角形で、高級感と安心感を醸し出す。斬新な配色と紋様をもちいつつ、伝統的な雰囲気を忘れないデザインセンスは全国でも高く評価されている。
田村芙紗彦(たむらふさひこ)という名前は、工房創設者である二代目が、趣味の小唄を披露する際に使用した芸名であり、これを拝借して名付けた。工房の創設者に敬意を表し、職人芸・芸能に通ずるように、という想いが込められている。

受賞歴

1995 通商産業大臣賞受賞『香のうつり』
1998 通商産業大臣賞受賞『四季の色重ね』
1999 文部大臣賞受賞『若紫』
2000 通商産業大臣賞受賞『源氏香』

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